鉾田の夏祭りは400年以上の古い歴史があります。鉾神社には中央に大己貴命、左殿武甕槌命、右殿日本武尊命の三柱の大神が奉られ、無病息災、交通安全、五穀豊穣の願いをこめて、毎年8月最終金、土、日の三日間にわたり繰りひろげられ、神輿1基・山車8台が市外をねり歩きます。初日は、前夜祭で「宵祭」当番町は「御仮屋」を準備し、各町内は、山車・獅子など祝賀奉賛の準備をする小祭です。二日目の神事は、「御祭神は船に乗って、おいでなった」という伝承によって、神輿を旧串挽村境まで導き、北浦を望む場所に小休止します。いわゆる「望郷の神事」が行われ、ここを基点として神輿は全町内を巡って当番町(御仮屋)へ納められます。三日目は、産土神(うぶすながみ)として間近かに氏子の参詣をうけ、夜が更けて神輿は当番町の町内だけをもみ歩き、祭を彩る山車や獅子は神輿を見送り、神輿が鉾神社へ還御して夏祭りが終了となります。
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